八幡浜港地域交流拠点施設トイレ棟設計競技

見晴らしの丘のある公衆トイレ        

八幡浜は埋め立ての歴史を持っています。海があり、山があり、その対峙する地形性が八幡浜独自の風景や佇まい、そして人々の営みをつくり出しています。今回の計画では八幡浜の風景のなかに「ハレ」の場としての見晴らしの丘のある公衆トイレをを提案します。それは異なる二つのもの−白いコンクリートボックスと焼杉の木組のフレーム−によって構成され、また水面に反射して床に射し込む光や高窓から降り注ぐ光は透明性のある空間を生み出し、清潔感を感じさせます。
■白い壁と柔らかい光がつくり出す親しみのある空間。
■池は子供たちの水遊びの場として親しみをもって利用されます。
■街路の植込みが見晴らしの丘へと連続して地形的風 景をつくり出します。
■階段は展示空間として利用され、それは見晴らしの 丘へとつづきます。
■「ハレ」の空間としての見晴らしの丘は屋根の下に縁 台やベンチが設けられ、そこは昼食をとったり語り合っ たりする休息の場となります。 (一部抜粋)


              床面積 138u
              構 造  コンクリート造+木造