建築
自然や風土に育まれ、そこに形成されてきた文化に内在する精神性(理念)に立脚し、そして今日、共有し共感できる新たな世界を創造し、人と人、人間と自然の豊かな関係を育み、人間の生活を豊かにする建築空間を構想することが地域社会における建築のもつひとつの役割であると考えます。
文化
文化として存在するものには、形象化されたその形の背後に精神性が存在しています。文化に内在する精神性は人間の内面に働きかけ心の豊かさを育みます。建築もまた、人間の内面に働きかける精神性をそれ自身の背後に有することで建築空間を豊かなものにします。
生命
人間という生命体もまた自然の一部として存在しています。人間と共に大地に息づき、人間と自然の確かな関係を育む建築を創造します。生命と生命が結びつく基盤としての世界の創造が今日求められます。
人間
人間の自然、歴史、風土など、地域性への深い愛着と理解が生きることや暮らすことへの強い意志を育み、さらには地域社会や地域環境を人間的で豊かなものにすると考えます。建築もこのことと無関係ではありません。